苦行の最前線に立ち続ける覚悟はあるか

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釈迦苦行像

サイズ:高さ19.5cm 幅14cm 奥行き10cm 本作品は銅造彫金鍍金仕上げの釈迦苦行像です。

本体に手塗りによる彩色および象嵌を施しております。

とくに筆による御面相の描き込みは秀逸です。

銀の象嵌もたいへんきめ細かく、あらゆる技法を駆使したたいへん手の込んだ作品といえます。

造るのもまた苦行と思わせる程の造形作品に仕上がっております。

まさしく作り手の意気込みを感じさせる逸品です。

このような作品はあまり見かけることがございません。

この機会をどうぞお見逃しなく。

お釈迦様は苦行を極め、身体を限界にまで追い込みました。

お釈迦様について語るのに、その苦行について語らないわけにはゆきません。

しかし、苦行釈迦像を造形するには、写実性と様式性、相反する二つの要素を兼ね備えなければなりません。

苦行の肉体的苦痛を表現するためには写実的な描写が必要となります。

お釈迦様の聖性を表すためには、様式的な描写が必要とされます。

単に写実的な彫刻は私たちの心を打つには不足です。

様式的で決まり切った聖像もまた、現代の私たちには物足りません。

私たちは、古い東洋の文化を根っこに持ちながら西洋的な生活をしています。

仏像は西洋と東洋が出会い生まれた美術品です。

苦行釈迦像はそんな出会いの代表的な産物です。

西洋的な品だけに囲まれた生活は心をささくれ立たせます。

でも、完全に伝統的な品物にも違和感を感じます。

私たちの心のオアシスになるような造形物は滅多にありません。

本作は、そんな私たちにこそ、ふさわしい作品なのではないでしょうか?

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